東南アジア諸国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の中国製ワクチン使用を中止する動きが続いている。 各国政府は表向きに「在庫切れ」と説明しているが、その効果の低さが表面化したものとみられる。発展途上国を中心に「ワクチン外交」を繰り広げていた中国共産党の計画は、暗礁に乗り上げている。
マレーシア保健省は16日、「米ファイザー製ワクチンは十分に供給できる。中国シノバック製ワクチンは在庫がなくなり次第、接種を中断する」と表明した。それによると、中国から約1600万回分を注文したシノバックのワクチンは、これまで半分程度接種された。残りは2回目に使用する予定という。今後は米ファイザー製ワクチン約4500万回分(2250万人分)を接種することを明らかにした。
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